声 vol.5
ベッドに仰向けに横たわると、垂れ下がる覆いを止めていたリボンが解かれ、私は薄いミルク色の繭の中に閉じ込められた。 ベッドはソファーと壁を挟むように置かれていたから、私のあげる声はソファーに座る人の耳に、少し … Continued
8 今宵僕たちが確かめ合い、たどりついた場所は、深い信頼に満ちた楽園だった。腕にあなたを抱きながら、体も心もひとつに分かちがたく繋がっているのを感じる。 『ルナ … Continued
7 心の奥に不安を抱えたまま、夜を迎えた。 夕食後、ルーチェもルッカも、僕たちをひきとめなかった。 『ルナ… 話があるんだ。』 たとえ期待した返事をもらえなくとも、それでも僕は言おうと決めていた。 … Continued
6 遅い朝食の席で、思い切って僕はルッカに二人だけで話しをしたいと告げた。 ルナとルーチェはアロママッサージを受けると言う。僕たちは二人をマッサージコーナーまで … Continued
5 翌朝僕はルナに、海辺のホテルに行くと告げた。 いっそどっぷり浸ったら、というルーチェの言葉ではないが、 覚悟のようなものが生まれていた。 ルッカは僕のこと … Continued
4 数日間の休暇が取れてホーチミンに戻ったのは、帰国後半年近くたった頃だった。 ルナを驚かせたくて、空港からまっすぐレストランに向かう。 レセプションの女性は … Continued